物語を読み込んでいます…
A CHRONICLE OF COLOURS / THE COMPLETE STORY
その色へ、
帰る道を。
アリアとノアールの旅。
出会い、喪失、選び直す明日を、最初から最後まで。
WHAT THIS STORY HOLDS
心を切らず、
貼りついた言葉をほどく。
雨の国で育った十六歳のアリアは、人の心を色と音で感じる。透明な心剣が切るのは、その人の色ではなく、帰り道を隠す穢れ。育ての母リラを失った彼女は、小さな黒い精霊ノアールと、色の違う世界へ歩き出す。
悲しみを消せば治るのか。怒りは、なくせばいいのか。傷や黒を「間違った色」にしてしまわず、その人の言葉を待つ旅。やがて、自分の出自と旅の裏側を知り、失われた光の国クリスタリアの明日へ向き合う。そして最後に、灰色の街テラ・コッタと、そこで一緒に書いてきた馨の本当の姿に出会う。
ゲームの現在の本文を、会話・地の文・選択肢・戦闘中の声を含めて収録。読む章を選ぶと、その章の結末まで表示します。復興編9章、マリーとの交流、最終章まで、はじめから全部表示しています。ネタバレを避けたいときは「クリア後の章・会話を表示」を外してください。ゲームのセーブや加入状態は変わりません。
READ THE JOURNEY
全21編の物語を読む
グラン → アイビー/ヴァルド(順不同)→ スピネル。パレット王は仲間にならず、宝具「双彩の王笏」(1ターンに2体まで召喚)を託します。森と赤い丘の両方で旅の約束を結んでから黄金の渓谷へ進みます。本文も選んだ加入順に合わせて、出会いと会話をつなぎます。
PEOPLE, SPIRITS, AND THEIR BONDS
人物と、結ばれた関係
精霊の力より先に、その人の色を知る。
出自・旅の秘密・復興までの人物相関を読む
浜に流れ着いた水晶の揺りかごを拾い、育てた母。アリアは血のつながりがなくても「わたしのお母さん」と呼ぶ。リラの言葉と結び方は、旅の選び方に残る。
アリアは十六年前に国から逃された王家の娘。透明は空っぽでなく、どんな色も拒まないこと。復興では王冠より修理簿を選び、人々と明日をつくる。
ノアール、愛称ノアは、アリアが生まれた夜に同時に生まれた透明の王家の眷属。王家の子が世界で出会う色や気持ちを失わせずに運ぶ器で、名前の根は古い言葉の NOA(運ぶもの・守る器)。アリアが海へ流され、ひとり残されたノアは「何のためにいるの」「透明の国なのに黒い」と扱われ、捨てられた色を吸い続けて黒くなり、待っていた相手を忘れた。路地でアリアに寄っていったのは、理由もわからないまま近くへ行きたかったから。終章の結末で名前を思い出す。色を消す器ではなく、どんな色も失わずに運ぶ方舟だった。
クロムはクリスタリアを覆った夜に力を使い果たした。元の力に戻り、夜を世界じゅうに広げるため、心剣が切り分けた澱をノアに溜めさせた。ノアの黒を初めて「汚い」と言わなかったのがクロム。ノアはクロムの眷属のように付き従い、切り分けた穢れを運んだ。一方で旅の色をすべては送らず、自分の中に残した。クロムは「いい黒だと言いながら、君を道具にした」と認める。害と同行の温かさは、どちらも消されない。
旅の港・森・丘・谷には、王の印のある布告「世界を黒で揃えろ」と、黒く塗られた兵士が置かれていた。古い布告は丸い字、新しい布告は細い針のような字。第五幕で王は「布告は私の印だが、私の心ではない」と認め、クロムに操られていたとわかる。色の国々の物語は、虹の尖塔の王で終わる。パレット王はクロムと同じく人間の王。侵されていたあいだの命令を取り消すため国に残り、旅には加わらない。代わりに宝具「双彩の王笏」を託し、黒がクロムの生んだものではないことを伝える。
赤い丘で十年に一度だけ実る生命の実は、出産を控えた妻ルベラのために残されていた。丘のふもとの男トルカが、熱の下がらない娘ニナのためにそれを持ち去り、ルベラと生まれるはずだった子は亡くなった。ヴァルドの怒りは操られたものではなく本人のもの。浄化後も怒りは残り、紅い竜の翼は深紅から金へ灯る。トルカを許さず、それでも娘を踏む角は持たない。角には、ルベラが子の名前の代わりに結んだ赤い紐が残る。
各地を知る渡り鳥マリーは、グランへ旅の話を届け、ヴァルドの角を直した。グランは帰らない彼女を失ったと思っていた。ヴァルド戦の直後に二人は意気投合し、マリーの知らない丘の続きを共に増やす。復興第4話の再会で、その話を本人へ返す。
復興編のクロムの剣は、ノアール本人ではない。アリアの隣にいたあいだにノアールが身につけた浄化と精霊の力が、力を失ったクロムの剣を組み直す。ノアールはその力を細い輪にして、アリアの左の薬指へ渡す。「リングにしてあげる」。四響のエンチャントは1戦闘1回で、精霊の戦闘不能には左右されない。
十六年前の夜、王妃の窓を見た帰りに、マリーは黒い嵐に呑まれた。それは、クロムがクリスタリアを黒で覆った夜の嵐だった。闇に染まったマリーは「黒い鳥」として現れ、グランは、マリーが自分の声で名前を呼ぶまで、まったく気づかない。救出のあと、クロムは嵐が自分の黒だったと告げ、許しは求めない。マリーは許すかどうかをまだ決めず、グランと帰る。港の結び方、鐘楼の時計と風、王妃の歌を知るマリーが、黒の出どころを追う旅を導く。
灰色の街テラ・コッタで十年書記をしていた馨は、この世界の人間ではなかった。十六年前の夜、向こう側から落ちてきた。テラ・コッタは、そのとき一緒にこぼれ落ちた向こうの街の欠片。馨が通った穴から向こうの負の力が溢れて光の国へ流れ、クロムはそれを拾ってノアに吸わせた。世界じゅうを旅したマリーがこの街を知らなかったのは、そのため。最終章で、アリアは馨に降り注いだ闇だけを切り、馨の頼みで、混ざりこんだ二つの世界を分ける。
THE THREAD OF TIME
物語の時系列
過去の喪失と、今できる修理を分けて読む。
十六年前の一夜
夜が好きだったクロムは、その黒を「汚い」と否定された痛みを抱える。十六年前の夜、向こう側から馨が落ちてきて、灰色の街テラ・コッタが生まれる。その穴から溢れた闇を、クロムは光の国クリスタリアへ流し、国を黒で覆う。同じ夜、王妃の窓を見た帰りのマリーが黒い嵐に呑まれ、鯨のグランが泣きはじめる。アリアとノアも、同じ夜に生まれる。王と王妃は国の光を使い果たし、赤子のアリアを水晶の揺りかごで海へ流して、消えた。クロムもこの夜に力を使い果たし、心剣が切り分けた澱をノアに溜めさせて、元の力に戻ろうとする。
マリーが結んだ交流
マリーは各地を旅し、戻るたびグランへ見た色の話をする。アイビーの木陰で蔦の話を聞き、帰り道の葉の目印を結ぶ。ヴァルドとルベラの丘にも立ち寄り、折れた角を直す。このころテラ・コッタはまだない。帰路の嵐で闇に取り込まれ、送った羽根の声が「最後の別れ」と受け取られる。
波の夜、残された手
穢れの影から人を救った夜、港を波が襲う。リラは子どもたちを先に渡し、綱を握ったまま波に飲まれる。アリアはリラを失い、避難所に残された黒い削りかすと小さな精霊に出会う。
借りた色と、ほどかれた声
グランの悲しみ、馨の乾いた時間、森のアイビーと赤い丘のヴァルド、そしてスピネルの傷。森と丘をどちらから訪れても、4人がそろって王のもとへ進む。アリアは本人の心を答えに決めず、貼りついた声をほどく。パレット王を解放すると、旅の裏側と王家の出自が明らかになり、色の国々の物語が終わる。王は双彩の王笏を託す。
黒は穢れではなかった
アリアの心剣はクロムの黒を切れない。切るべきものは、黒を汚いと言った白い膜。ノアールは小さな夜空へ変わり、アリアが膜を切り分ける。結末でノアは、自分の生まれと名前を思い出す。撃破とエピローグの完了が、本編クリアになる。
二人と一振り、帰る声
人間のクロムとアリアは、クリスタリア復興へ。けれど、クロムが止めたはずの黒が、港の割れ目から滲み出る。第3話で羽音の手がかりを得て、第4話で闇の繭からマリーを救出する。馨は同行せず、テラ・コッタで手帳を書き続けている。
黒い糸の先
クロムが止めたあとも、国には黒が滲み続ける。時計のような音、誰でもない言葉。記録院の帳面は、十六年前の黒が東の海から来たと記す。観測塔の黒の湖をほどくと、澄んだレンズが黒い糸の先にテラ・コッタを映す。失った人は戻らない。リラの席を残したまま、二人と一振りは東へ向かう。
灰色の継ぎ目
復興編で黒い糸を追ってテラ・コッタへ着くと、時計が止まらないまま遅れていく。クロムと馨は、カフェで初めて出会う。馨は向こう側から来たことを打ち明け、溢れた闇が馨に降り注いでこの世界を包もうとする。アリアとクロムは闇だけを切り分ける。馨は「俺ごと、向こうとここを切り離してくれ」と頼み、アリアは「嫌だ」と言ってから刃を当てる。向こうの灰色は向こうへ帰り、ここで色を持ったものだけが残る。手帳はアリアが書き継ぐ。
KEEP THEIR COLOURS WITH YOU